Archive for the ‘自己啓発’ tag
考える基礎体力 - 「不透明な時代を見抜く統計思考力」
高校時代、理系コースに進むか文系コースに進むかという選択をする必要がありました。市立高校だったんですが、公立としては珍しい制度だったかもしれません。
当時お世話になっていた先生に「僕はどっちに向いてますかねぇ?」となんとなく聞いてみたら、「アナタは文系絶対文系間違いなく文系」と太鼓判を乱れ打たれたので、いとも容易く流されて文系コースを選択したものです。
当時は理系カリキュラムにあった「確率・統計」を一度も勉強すること無く高校を卒業してしまったので、大学で経済学などを受講した時はなんじゃコリャァアとしか言えない生活を送ったのも今では良い思い出です。
いや、私が文系なのは全くその通りなので、高校時代の先生は何も間違ってなかったのですけど。
大学や仕事など、様々なシーンで統計は必要とされるツールですが、それを分かり易く基礎的な考えから教えてくれるのが、本書「不透明な時代を見抜く統計思考力」です。
ハートとアートの時代へようこそ - 「ハイコンセプト」
先日買ってしまったクラシックカメラですが、週末や時間があるときに触っています。
まだ持つだけで楽しい時期で、「良い写真が撮れた撮れない」というのは二の次ですよ、ええ…(ニヒルに)。
考えてみると、このデジタル全盛の時代に敢えてアンティークやクラシカルなものを手に取ってしまうのは、やはりそこに機能性を超えた価値が感じられるからでしょう。それは私たちをわくわくさせるものであったり、懐かしくさせるものであったり、場合によっては涙を流させるものであったりします。
そのような価値を創出し、追求することが、これからの時代は主流になるのだということを論じている本が、本書「ハイコンセプト」です。
自己啓発は逆効果? - 「The Economist / June 13th 2009」
「やればできる!」「あなたに眠っている本当の能力を活かせ!」系の自己啓発本がベストセラーになるようになって結構経ちます。
私もご多分に漏れず、「自己信頼」とか読んでみたりしていますが、先週のThe Economist誌の「Science&Technology」セクションに、ちょっと面白い記事が載っていました。以下でオンラインでも読めます。
*ポジティブシンキングがもたらすネガティブな結果
Positive thinking’s negative results (Economist.com)
読み取るにはまだ若かったか… - 「自己信頼[新訳]」
どうも、私は最近方向性を見失っている感があり、色々と考えを広げるためにネタを収集しているのです。そんな中で、Amazonでオススメされている本書を見つけたのでした。
あのオバマ大統領の座右の書で、自己啓発の祖!160年以上に渡って読み継がれている名著!ううむ、なんだか悟りが開けそうな予感が。ぽちっとな(←方向性を見失っているのである)。
そんな経緯でニヤけた箱に入って飛んできたのが、本書「自己信頼[新訳]」です。
まず形から帰ろう - 「ブレインルール」
お昼ごはんを食べた後、オフィスに戻って机に着いて。さあ、午後の仕事をはじめよう。てきぱきてきぱき…。
こういうふうに仕事をしている人は沢山いらっしゃいますね。ぼくにはとてもできない。
でも違うんだ!私が怠惰なわけじゃない。私が悪いんじゃない、そう…脳が!脳が悪いんだ(びかびかー←雷)!
そんな主張に説得力を生むのが(そうかな…)本書、「ブレインルール」です。
今回のマインドマップでは、セントラルイメージが曖昧になってしまいました…。
ビッグブラザーはコンピュータ? - 「その数学が戦略を決める」
全ての人民が偉大なコンピュータによって制御され、人の意思がその価値を失った未来。そんなSFは幾つもありますが、いつまでもお伽噺として笑ってはいられない。そんな気にさせられるのが、本書「その数学が戦略を決める」です。
原始の心の声 - 「リスクにあなたは騙される」
ここ最近、ちゃんと自分で考えることの重要性を訴えかける本が増えてきた印象があります。脳トレや自己啓発本ブームも、会社や国が自分を守ってくれるとは思えない…そんな不信感を反映したものなのでしょうか(年金なんかは、自分たちの親のために払ってると思うしかないですねぇ)。
そんな中、特にリスクというものにどう向き合っていくべきなのかを論じているのが、本書「リスクにあなたは騙される」です。
物事を認識し、関連づけること - 「数字力」養成講座/「発見力」養成講座
私もこの現代社会で日々蟻の如く働くサラリーマンの端くれなので、こういう「ビジネスマンのための」みたいな惹句には弱いのです。メロメロです(古)。
フェルミさんの概算アプローチ - 「地頭力を鍛える」
最近は「××力」というコピーを使った書籍が多いですね。やっぱりキャッチーだからでしょうか。
私は比較的簡単に吊られる方なので(ミーハー)、平積の表紙に見つけた「地頭力」や「フェルミ推定」って何じゃいな、と手に取ってみたのでした。