Archive for the ‘本’ Category
考える基礎体力 - 「不透明な時代を見抜く統計思考力」
高校時代、理系コースに進むか文系コースに進むかという選択をする必要がありました。市立高校だったんですが、公立としては珍しい制度だったかもしれません。
当時お世話になっていた先生に「僕はどっちに向いてますかねぇ?」となんとなく聞いてみたら、「アナタは文系絶対文系間違いなく文系」と太鼓判を乱れ打たれたので、いとも容易く流されて文系コースを選択したものです。
当時は理系カリキュラムにあった「確率・統計」を一度も勉強すること無く高校を卒業してしまったので、大学で経済学などを受講した時はなんじゃコリャァアとしか言えない生活を送ったのも今では良い思い出です。
いや、私が文系なのは全くその通りなので、高校時代の先生は何も間違ってなかったのですけど。
大学や仕事など、様々なシーンで統計は必要とされるツールですが、それを分かり易く基礎的な考えから教えてくれるのが、本書「不透明な時代を見抜く統計思考力」です。
ハートとアートの時代へようこそ - 「ハイコンセプト」
先日買ってしまったクラシックカメラですが、週末や時間があるときに触っています。
まだ持つだけで楽しい時期で、「良い写真が撮れた撮れない」というのは二の次ですよ、ええ…(ニヒルに)。
考えてみると、このデジタル全盛の時代に敢えてアンティークやクラシカルなものを手に取ってしまうのは、やはりそこに機能性を超えた価値が感じられるからでしょう。それは私たちをわくわくさせるものであったり、懐かしくさせるものであったり、場合によっては涙を流させるものであったりします。
そのような価値を創出し、追求することが、これからの時代は主流になるのだということを論じている本が、本書「ハイコンセプト」です。
苦労話に見る教訓 - 「会社は毎日つぶれている」
私は以前小さなベンチャーに勤めていたのですが、小さいだけに、ちょっとしたキャッシュフローの変化が経営状況に大きく影響していました。Excelで資金繰り表を作成する社長の背中をよく覚えているものです。
相変わらず不景気で、危険な状況に陥る可能性も高く、世の社長さんたちは皆さん苦労されていると思いますが、そんな社長に向けての心得や姿勢を苦労話に交えて語った本が、本書「会社は毎日つぶれている」です。
いや、むしろ苦労話がメインのような印象も…。
リアルな猫ライフ - 「伊藤潤二の猫日記よん&むー」
私は普段ホラーものは、漫画も小説も読みませんし、映画やテレビも観ていません。
あまり怖がりたいという欲求が無いからなのですが(恐がりとも言う)、そんな私でもホラー漫画の鬼才、伊藤潤二先生のことは知っていました。
著書のページをちらりと見たことがあるのですが(恐がり)、もの凄い細かい筆致とトンでもない演出でこわーこわーと思った記憶があります。
そんな、普段ホラーと縁も所縁も無い私が、書店でたまたま表紙を見つけて、買わずにはいられなかった同氏の漫画が、本書「伊藤潤二の猫日記よん&むー」です。
行く川の流れは絶えずして - 「生物と無生物のあいだ」
2年近く前のベストセラーですが、最近また読んだので振り返り。やはり面白いですね。
部屋の象を直視できるか - 「最後の授業」
Youtubeなどによって、私たちは世界中の様々なスピーチを聞けるようになりました。その中でも最も有名なもののひとつに、カーネギーメロン大学教授のランディ・パウシュさんの「最後の授業」があります。
膵臓がんに冒されていた彼は、自身の命が長くないことを知らされていました。そんな状況で、如何に夢を叶えるかをデーマに行った講義が、「最後の授業」でした。
その講義を踏まえ、彼が伝えたい内容を更に補足して語ったものが、本書「最後の授業」です。
顧客にもたらす価値に着目 - 「アジャイルな見積りと計画づくり」
本書「アジャイルな見積りと計画づくり」は、「Scrum and XP from the Trenches」でも触れられていた、Mike Cohnさんの「Agile Estimating and Planning」の邦訳です。
読み取るにはまだ若かったか… - 「自己信頼[新訳]」
どうも、私は最近方向性を見失っている感があり、色々と考えを広げるためにネタを収集しているのです。そんな中で、Amazonでオススメされている本書を見つけたのでした。
あのオバマ大統領の座右の書で、自己啓発の祖!160年以上に渡って読み継がれている名著!ううむ、なんだか悟りが開けそうな予感が。ぽちっとな(←方向性を見失っているのである)。
そんな経緯でニヤけた箱に入って飛んできたのが、本書「自己信頼[新訳]」です。
普通の人であることの難しさ - 「ホテル・ルワンダの男」
「ホテル・ルワンダ」という映画があります。
1994年のルワンダ虐殺において、自らが支配人を務めるホテルに犠牲者を匿い、1200人以上の命を救ったポール・ルセナバギナさんという方の実話に基づく物語です。もともと国内での上映予定は無かったそうなのですが、Web上での有志の活動によって上映が決定されることになり、当時話題になりましたね。
本書「ホテル・ルワンダの男」は、そのポール・ルセナバギナさん自らが体験を記した本です。 原書のタイトルは「An Ordinary Man」で、「(どこにでもいる)あるひとりの普通の男」といった意味になります。本書の意図は、なによりもこのタイトルに表現されていると思います。まあ確かに、映画のタイトルを冠した方がキャッチーだと思いますけどねー…。
まず形から帰ろう - 「ブレインルール」
お昼ごはんを食べた後、オフィスに戻って机に着いて。さあ、午後の仕事をはじめよう。てきぱきてきぱき…。
こういうふうに仕事をしている人は沢山いらっしゃいますね。ぼくにはとてもできない。
でも違うんだ!私が怠惰なわけじゃない。私が悪いんじゃない、そう…脳が!脳が悪いんだ(びかびかー←雷)!
そんな主張に説得力を生むのが(そうかな…)本書、「ブレインルール」です。
今回のマインドマップでは、セントラルイメージが曖昧になってしまいました…。