プロジェクトに影響するトレンド - 「PM NETWORK / JUNE 2009」
私は一応PMI会員なので、PMIから会誌が送られてくるのですが、今月ちょっと面白い話が書いてあったのでメモ的に記録しておきます。
*「5つの大きなトレンド(5 big trends)」(PM NETWORK / June 2009 23号 P.34)
厳しい経済状況における、プロジェクトマネジメント上のトレンドについての報告と、トレンドへの対処に関する教訓が述べられています。
- トレンド1:超高効率性(HYBER EFFICIENCY)
- プロジェクトマネージャは、プロジェクトからあらゆる無駄を排除しなければならない
- トレンド2:全体の透明性(TOTAL TRANSPARENCY)
- プロジェクトの情報を共有することで、忠誠心は醸成され、プロジェクト進行は澱み無く進むようになり、最終成果はより良いものになる
- トレンド3:優良なアライアンス(POWER ALLIANCES)
- 正しいパートナはリスクを低減し納期を短縮可能にしてくれるが、間違った相手はプロジェクトを破滅に追い込む
- トレンド4:職の多大な削減(BIG JOB CUTS)
- プロジェクトマネージャの職も削減されつつあるが、経験・実績や正しい資格は何らかのチャンスを与えてくれる
- これはPMPプッシュということだろうかやっぱり…。
- プロジェクトマネージャの職も削減されつつあるが、経験・実績や正しい資格は何らかのチャンスを与えてくれる
- トレンド5:超近距離アウトソーシング
- 自社近くへのアウトソーシングはその負担を軽減してくれるものではあるが、いつも正しい選択であるとは限らない
これらはある意味普通のことを言っていますが、雑誌の横に付いている世界中のプロマネの台詞が面白かったのでした。
- 「逆境が無きゃ、プロセスは改善されない。これはプロジェクトマネジメントにとっては良い機会なんだ。プロジェクトリーダたちは彼らのチームや彼ら自身からより多くを求められるようになるんだからね(Boguslaw Bujak)」
- お前は不屈闘志か(←失礼な)
- 「こんな最悪な経済状況じゃ、秘密主義になったりマイクロマネジメントしたりするような余裕は無いんだよ(Richard Laermer)」
- 情報共有や適切な権限委譲は、厳しい状況を生き抜くための必要条件ということでしょう
- 「潜在的なパートナをよく知るとともに、目的志向でいなさい。沢山質問する一方で、相手の質問に答えられるように情報を準備しておくことだ(Gene Smith)」
- 自分の情報を揃えておくこと、そのために何を明らかにしておくべきなのか、考えが抜けてしまうことはあるものです
- 「近距離のアウトソーシングによる利益は、些細なコスト差異を軽く上回るものだ(Dave Wilkes)」
- やはり遠隔地間の分散プロジェクトはプロジェクトを複雑にするし、状況を見づらくしてしまいますよね。XPの「全員同席」というプラクティスも、そういった難点を避けるためのものです
- 「ある特定の工程作業や技術的な経験ばかりを求める企業がある。プロジェクトマネジメントの経験よりもね。僕にはこれは驚きなんだ(Eric Simonsen)」
- えー、そんな会社ばかりのような気もしますが…。とはいえ、最近ではプロジェクトマネジメントの重要性もだいぶ認知されるようになったのだと思います
- 「今のプロジェクトマネージャ市場は2008年初頭の60%で、それはまだチャンスはあるってことを意味してる。ま、勝者もいれば敗者もいるということさ(John Thorpe)」
- 本文内の発言を見ると、やはり所有スキルや経験が、雇う企業とって魅力的か否か、という一点に尽きるようです
本誌では他にも「スケジュールを守れ」という身も蓋もない特集もあったりしますが、こちらもごもっともな発言が幾つか載っていて、ためになります。
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